もうひとつの東京六大学野球

シビルマテックス㈱です。

今日の話題はちょっと社業から離れます。

今、人気復活の東京六大学野球。
この誰もが知る東京六大学野球は硬式野球なんですが、もうひとつの東京六大学野球が存在することを皆さんはご存知でしょうか?
それは「東京六大学準硬式野球連盟」が主催する準硬式の東京六大学野球です。
早稲田、慶応、明治、法政、立教、東大(順不同)。顔ぶれも同じで、いわゆるバリバリの体育会です。
大きな違いは硬式と準硬式。使用するボールにあります。
コルク芯に糸を固く巻きつけて天然皮革で覆ったものが硬式ボールで、ゴムで覆ったものが準硬式ボール。固さや反発係数はほぼ同様の両球ですが、水や汚れに弱い天然皮革に対しゴムは抜群の耐久性誇るので準硬式球は日々の保管も楽ですし保有コストが安価であるというメリットもあるようです。なので、そこそこ普及してるようにも思えますが、小中高生の野球では殆どこのボールを使用しないため野球人口としては、硬式野球>準硬式野球というのが現状です。その証拠に、準硬式球と呼ばれるH球はその辺のスポーツ店にはなかなか売ってませんし、実は天然皮革の硬式球より高価だったりします。残念!

さて、「野球観戦を好む」と公言している私ですが、リトルリーグからプロ野球に至るまで今まで「硬いボール」を使用する野球を特に好んで観戦して参りました。恥ずかしながら最近になって60年の歴史を誇る東京六大学準硬式野球の存在を知ることとなり、準硬式ボールも間違いなく「硬いボール」なので今秋より観戦を強化することにしました。

それにしても、この東京六大学準硬式野球・・・はっきり申し上げてかなりマイナーです。

硬式の六大学野球と同時期に春季リーグと秋季リーグを行っているのですが、各校保有のグランドを使用した試合が多いので一般の人達が通りすがりに観戦・・・ってこともないようです。当然のように全試合無料で観戦出来るんですがね・・・
一方硬式は神宮球場で華々しく内野席1100円!内野特別席1300円!! もちろん「チケットぴあ」でも買えます。売店もあるし、ビールも売ってるし・・・トイレもバッチリ。

実はしかし・・・ 準硬式のリーグ戦も公共の野球場を使用することがあるのです。

そして行ってきました。府中市民球場!

天高く、秋刀魚の塩焼きとビールが美味しい絶好の野球日和でした。
秋季リーグ第5週初日であるこの日は、六大学全校がこの府中市民球場で試合を行うという観戦の強化目標達成には千載一遇のチャンス。
第一試合10:00立教vs東大 第二試合13:00慶應vs早稲田 第三試合16:00法政vs明治 第三試合は異例のナイターです。数日前より朝一観戦を心に誓っていましたが、仕事の都合もあり結局のところ第二試合早慶戦からの観戦になってしまいましたが、2試合4校の野球を十分に堪能させて頂きました。

下の写真は、大変貴重なナイター風景です。(第三試合法政vs明治)

2試合4校を観戦して率直に感じたことは想像していた以上に野球のレベルが高いということです。
それもそのはず、東京六大学準硬式野球連盟のホームページで選手名簿を見ると、高校野球ファンなら誰もが知る全国の甲子園出場校出身選手が多数在籍してるではありませんか・・。

東京六大学準硬式野球連盟ホームページ 
こういう選手たちが対戦する野球を公共球場で気軽に観戦出来ないってのは非常にもったいないですね~。
観戦していると学生スタッフやOBの皆さんの情熱がひしひしと伝わってくるので余計にそれを感じます。

何とか公共の野球場で全試合が挙行出来るといいですね。

東京六大学のみならず大学準硬式野球全体がもっとメジャーになってくれることを祈りつつ、このブログでも関連する話題を提供しながら応援して行きたいと思います。