見えないところに気を使っています!
~化粧ブロック土留めの白華対策編~

シビルマテックスです。

丁寧な仕事を心がけております!!
とは、よく言わせて頂きますが、具体的にと申し上げると・・・

そんな一例を今回はアピールさせて頂きます。

化粧ブロック積み、なかでも土留めとして化粧ブロックを使用する際の白華防止対策です。

ブロック表面に現れる白いスジやシミのような「アレ」ですが、見た目でお悩みの方も多いようですし、実際に施工後のクレームとなっているケースもあるようですが、自然現象のように頻繁に現れるので、事実上の免責をやんわりとお願いしているメーカーさんや施工業者さんも多いかと思います。

さて、「白華現象=エフロ」とも呼ばれるこの現象、メーカーや業界を擁護するわけではありませんが、セメント製品には付き物のようなもので、化学的な発生メカニズムがハッキリと解明されています。(あえて科学ではなく化学です)
故に最近では、二次製品の製造段階で白華防止剤なるものを使用しているメーカーさんも多いのですが、初期的な白華こそ減れどもこの手の混和剤ですべてが解決する訳ではありません。

あの白いものの正体の多くは炭酸カルシウムで、水に溶けるものと溶けないものに分かれます。水に溶けるものは雨などで流れてしまうので表面に現れてもあまり問題ないのですが、鍾乳石のようにカチカチになってしまうものはとても厄介です。
それでは何で白華現象が起こるのか?
これには、コンクリートが硬化する際の水とセメントの反応が関係しています。
説明が下手なので難しい話は省略させて頂きますが、ひとつ言えることとしてコンクリート中の余剰な水分が大きく関係しているということです。
余剰な水分・・・。すなわち、これはコンクリートが硬化後に侵入する水分も少なからず影響します。

白華現象。
出てしまうものはどうしようもない・・・かも知れません。
しかし、出難くする方法もあります。

下の写真は、以前にご紹介した個人邸での外構工事における施工中のワンカットです。
グリーンに見えるのはビニールシートで、これを1枚擁壁側に貼ることで水分を持った埋め戻した土と化粧ブロックが直接触れることを防ぐことを目的としています。

これで、白華現象の一因と考えられる埋め戻した土中からの浸入水を少しでも少なくすることが可能となるのです。(雨水の浸透・排水は考慮済みで、擁壁への悪影響はありません)

シビルマテックスでは、後々のことを考え見積もりの項目に表記されないことでも「無いよりはあったほうが・・・」 「やらないよりはやった方が・・・」そんなことを経験地も踏まえながらプラスワンの作業として地味に実践しています。

化粧ブロックやインターロッキング・レンガ等の白華防止・除去などのご相談もシビルマテックスへ!!