足元のバリアフリーを測りませんか?
 ~滑り抵抗値!? 静摩擦係数!?~

シビルマテックスです。

今回は、少々趣の違うお話を・・・

シビルマテックスがあらゆる床材の滑り止め施工を行っているのは、すでにご案内の通りですが、なぜ滑り止め施工を手がけているのかと言うと、「バリアフリーの核心」が滑り止めにあり・・・と考えているからです。

もちろん官民問わずエクステリアや外構における、段差解消、スロープ化、手すりの設置等、どれをとってもすべてが大切な要素なのですが、日常的に健康な生活を送っている人々にとっては殆ど気にもされないアイテムなのも事実かも知れません。
しかし、足元の滑りに関してはどうでしょうか?
どんなに健康な方でも雨の日などに足を滑らすことってありませんか?
濡れた場所で、転倒して・・・頭を・・・腰を・・・強打。
こうなっては手遅れです。

だからあえて私たちは足元の滑り止め施工を「バリアフリーの核心」と捉え、恩恵を受ける対象者が一番多いと思われるバリアフリー化対策と位置付けているのです。

とは言いましてもこの滑り止め対策工事というのは、誰かが滑らないと検討すらされない場合が多いのです。
公共空間においては「転倒事故が発生した」「強烈なクレームがあった」等でなければ予算が取れない程、滑り止め工事は後回しとなっているのではないでしょうか。

確かに前もって危険箇所を察知するのは非常に難しく、ましてや人の感覚だけでそれを判断するのは手間隙も掛かりますし客観性と合理性に欠けます。

滑り抵抗値と言う表現で、BPN試験、CSR試験なる方法で、床材の滑りやすさを判定する方法が公的にも認知されていますが、前者はアスファルト舗装向け、後者は樹脂床材料向けの試験方法であり、タイルや石材、コンクリート土間等、肝心要の舗装材料、床材に対しての評価方法としては、専門家の間でも?マークが点灯している状態のようですし、これらの数値を公正な滑り抵抗値として、あらゆる場面、あらゆる素材に適用して良いものなのか疑問が残ります。

それでは何がいいのか?
足裏が滑る瞬間を想像してみてください。
静止している足裏が、ツルッと滑り出すときに「静から動へ」へ移行する状態が生まれるのです。
ん? 高校の物理で聞いたような・・・
足裏が滑らず、踏ん張っている状態から滑り出す時に必要な力。これに重力加速度を乗じてあげると静止最大摩擦力。
その人の体重に重力加速度を乗じたものが、垂直抗力。
静止最大摩擦力を垂直抗力で割ったものを静摩擦係数(cof)なので、これを均一な条件で測定出来れば、滑り安さの基準が見えてくるのではないでしょうか。
と、思ったらアメリカではこの方法を安全基準として採用しているようですね。

さて、今回の本題はここからです。

シビルマテックスはこの静摩擦係数を測定するポータブル式の「静摩擦係数測定器」を持っております。

靴を履いて歩く場所において、乾湿両方の状態での測定が可能です。

この測定器を使用しますと、濡れると滑りやすくなる箇所を予めピンポイントで「客観的」に知ることが出来ます。

シビルマテックスでは、滑り止め工事の効果確認やメンテナンス時期を把握するためだけではなく、この測定器を用いた様々なサービスをアプローチ、スロープ、ペデストリアンデッキ等あらゆる場面でご提供します。

①滑りやすい箇所を把握したい皆様へ
②滑りやすさを数値で知りたい皆様へ
③滑り止め対策、メンテナンスの基準作りをお考えの皆様へ
④歩行感覚に近い比較検討をお求めの皆様へ

単なる係数の測定だけではなく、ご要望に応じて様々な角度からの検証・考察を含めたレポート作成もお手伝いいたします。
また、経費負担を最小限に抑えて客観的なプレゼンテーションを行いたいという「プロの滑り止め」を手掛ける業者様にも同様のサービスをご提供させて頂きます。

お問い合わせはこちら→シビルマテックス

※本測定で得られる各データは、測定条件によって異なる場合があります。また、関係機関によってその評価は異なると思われますので、予めご了承ください。