防犯対策は窓が要
~ステンレス製防犯面格子~

シビルマテックスです。

行ってきました。
警察署・・・

免許の更新、車庫証明、道路使用許可・・・諸手続きでしか訪れることのないというか、それ以外で訪れたくないところですよね・・・。

今回の目的は防犯講習会。
「事業所向けのやさしい防犯講習会」(町田商工会議所堺支部主催)に出席してまいりました。
日頃より、テレビや新聞などでも度々紹介される防犯対策ネタなので、今更・・・と思うところが無かったと言えば嘘になりますが結果オーライとはこのことで、とても有意義でした。

お邪魔したのが、平成21年4月に開署したばかりの警視庁 南大沢警察署。
町田市の一部と八王子市の一部を管轄する東京都で102番目に設置された警察署だそうです。
管轄する面積は都内7位 でも管轄人口は17位とのこと・・・ 広いけど人は少ない。ん?田舎?
実はこの地域、小学校が新しく開校するなどまだまだ人口増加途上にあるんですね。
とても良いタイミングで開署されたと、地域住民の一人として素直に喜んでおります。

この警視庁南大沢警察署のように異なる行政区域を跨ぎ管轄するという警察署の存在がどの程度存在するのか知りませんが、ニュータウン開発等で生まれた新興地区や複雑な行政境界を持つ地域にとって、防犯上等とても頼もしく感じます。
かつて、川や山など地形によって線引きがされていたと思われるような行政区域。その枠を超えた様々な開発が進む中で、それらを串刺しに結びつける道路網、鉄道網が発達。さらにそれに合わせて商業施設や学校などが分布してくると、人々の生活圏は市区町村単位の行政域と異なる場合が多くなってくるのも事実です。
そこで「ヒト・モノ・カネの動きに合わせた警察行政」という実情的・利便的観点からもこの南大沢警察署の存在は今後さらに重要になるかと思われます。
ただ、一般市民からしますと警察行政の本丸である「運転免許の更新」が出来れば文句なしなんですがね・・・。

さてさて、本題です。

今回の防犯講習会の講師はベテランの警部補さん。
警察官とは思えないプロ並みの軽快な喋りに引き込まれ、あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、その中で過去のある仕事を思い出すお話しがありましたのでご紹介をしたいと思います。

それは、ジャロジー窓の防犯性のことです。
クルクルとハンドルを回すと、ルーバー状の複数枚のガラスが開閉するアレですが、それが簡単に破られちゃうというお話しです。

確かに最近は防犯対策を施したジャロジー窓が殆どですが、少々前までは面格子すらついていないものが多かったのです。
ジャロジー窓は、トイレや浴室等に取り付けられているケースが多く、その殆どが家の裏手になるので、侵入犯としても仕事のしやすい環境が整っているということが言えそうです。

引き違いタイプの窓に関しては、防犯フィルムを貼ったり補助錠を付けたりと、侵入犯にとって厄介な侵入に手間隙を掛けさせるようなグッズも数多く出ていますが、ジャロジー窓には使えないものばかりです。

警部補さん曰く
「侵入犯は、時間がかかることを嫌います!!」
「音が出ることを嫌います!!」
力説されていましたが、あらためて重要なことだと認識しました。

相手を知ることって重要ですよね。

そして、警部補さんのお話しを聞きながら、ジャロジー窓に面格子を取り付けた仕事を思い出しました。

ここで商売のお話し。
シビルマテックスのステンレス製防犯面格子のご紹介です。
以前、ステンレス加工品の一例としてご紹介をしたこともありますが視点を変えての再登場です。
取り付け前
何とも不安なジャロジー窓です。

※写真をクリックすると大きくご覧いただけます。

 

取り付け完了
非常に強固なステンレス製防犯面格子です。

一見普通の防犯面格子ですが、小さくて「大きな違い」が隠されています。

ステンレスとよく対比されるアルミ。
皆様ご存知のようにアルミは非常に軟らかく軽量で溶接が難しい素材です。
特に後付の面格子の場合には、パーツが分割されている場合が多く、製品として一体感に欠ける物もあります。

 

下の写真は、アルミ製・後付タイプの面格子の取り付け部分です。
ビスを接着剤を用いてねじ込んでいる仕様ですが、このケースの問題点はこのビスというより取り付けプレートにあります。
施工性を優先した3本の長穴があることでその部分のプレート幅が極端に狭まっています。
これによりペンチ等で幅の狭いプレート部分を簡単に破壊される可能性があります。

 

次の写真は、先ほどご覧頂いたシビルマテックスのステンレス製防犯面格子の取り付け部です。ステンレスの無垢プレートと角パイプを溶接して製作しており、すべてをそれぞれの窓枠に合わせてオーダーメイドで製作しております。
取り付けの際に一切のビス類を表に出さないのも大きな特徴です。
構造を理解した者が、プロ用の機材を用意して、音も出しつつ相応の時間をかけないと外すことは出来ません。
シビルマテックスではエクステリアメーカーの提唱する防犯システムの販売施工のほか、完全オーダーメイドのステンレス製防犯面格子をオリジナル商品として製作し取り付け工事まで行っております。

尚、ステンレス製防犯面格子の製作・取り付けは緻密な現場調査が必要となるため受注エリアを東京都と神奈川県に限定させていただいておりますので予めご了承ください。